理念

「この子には幸福な人生を送ってほしい」。命がお腹に宿り、母になったことを実感した一人の女性の子に対する願いではないでしょうか。そして、その願いが女性を母に変え、子は「幸福になる」という宿命が与えられるのです。このように、わたしたちは幸福になるために生まれてきました。そして、それは人だけではなく、全ての生命も同じです。食べられるために生まれてきた魚はいないということです。

幸福とは、精神の状態で、精神の理想的な状態です。しかしながら、日々幸福を実感しておられるでしょうか？幸福を実感するには、何か刺激がなければならないと思っておられませんか。実はそうではありません。過ぎ行く日々、何気ない日常。幸福とは、そういった時間や場所にあるありふれた平凡なものなのです。それらのなかで幸福と偉大さを感じることができる人こそが、宿命を活かし、より良い人生への第一歩を踏み出しているのです。

宿命は母が子に初めて与えるもの。世に生きる人全員が持っています。そして、もう一つ。天命というものがあります。天命は、私たちの人生のなかで成すべきこと。つまり、人生の究極のミッションです。その実現のために、わたしたちは十分な才能と強い運命を持って生まれてきます。そして、天命に向かって理想と情熱を持って生きることができれば、必然的に幸福はやってきます。宿命を活かし、天命に向かって邁進する。これこそが、幸福への近道であり、私たちが生きる理由や目的を達成しようとする行為なのです。

宿命は母からの最初の贈り物、つまりスタートです。天命は人生の究極の目的、つまりゴールと言えるでしょう。その間には人生という長い道のりがあり、それを走り抜けるのが運命というランナーです。しかし、一言に「走る」といっても、ペースやフォーム、呼吸法といった様々な効率の良い方法があります。それは運命も同じです。真の開運を実現する効率の良い走り方を学ぶには、ベテランランナー、つまり先人に習うことが一番であり、開運の基本です。宿命を活かし、運命を効率よく走らせ、天命に向かう。これこそが真の開運に必要な３つのポイントです。

人生でたくさんの経験を積んできたからこそ「人生を良くしたい」と思える。南北書房は、そのような方々に「人生が良くなる本」をお届けしたいという理念を持って、誕生しました。この挑戦は、始まったばかり。しかし、いつの日か世界標準になることを目指し、粉骨砕身精進してまいります。生きる人全員が「人生が良くしたい」と思うことが世界標準になる世の中。それに向けた先行投資として、書籍をご購入いただき、ご愛読いただければ、これ以上のことはございません。